カシオペア(CASIOPEA)

FUSION MUSIC

曲名:アイムソーリー(アルバム:サンダーライブ)

日本のフュージョン界の先駆けとも言うべき存在、「カシオペア」結成2年目にリリースされた初のライブアルバムで、野呂一生(guiter)、向谷実(keybord)、桜井哲夫(bass)、神保彰(drums)の4名で繰り出されるサウンドは繊細なテクニックの応酬とビートの効いたリズムセクションが印象的で、ドラムスの神保彰はこのアルバムから新メンバーとして加入している。

あるジャズ専門誌の企画でこのアルバムを聴いたフォー・プレイのドラムスである「ハービーメイソン」が感銘を受け、後のアルバム「アイズオブマインド」のプロデュースに至ったと言われている。

カシオペアの代表作としては「朝焼け」をあげる方も多いと思うが、カシオペアには数々の優れた名曲があり、あえてデビュー当時の若さ溢れる躍動のサウンド「アイムソーリー」をお聞き頂きたい。

曲名:「IT’S A LONG STORY」アルバム:Bitter Sweet

CASIOPEAデビュー21周年を記念する通算32枚目のアルバム(2000年当時)
メンバーは、野呂一生(Gr)、向谷実(Key)、鳴瀬喜博(B)、神保彰(Dr)の4名で、
カシオペアは何度かメンバーチェンジを繰り返してきたが、1990年に鳴瀬喜博が加入した当時の事を鳴瀬自身が語っている。
 
野呂が鳴瀬に電話を入れて「折り返しお電話ください」という留守電のメッセージが入っていた。
鳴瀬は既に、ベースの桜井哲夫が脱退する事を知ってたので「誰かベーシストを紹介してくれって話か?」と言ったところ、「いや鳴瀬さんに来ていただきたい」という話だった。
その時の野呂の話が、「僕はバンドをやるんであれば10年位は続けたいんです。」この言葉に鳴瀬は心を動かされたという。鳴瀬自身、バンドの継続の難しさを実感していた。野呂の情熱に押され、加入を決めたという。
 
実は、カシオペアと鳴瀬は忘れえぬ出会いがあり、カシオペアのデビューのキッカケとなった日本楽器製造(ヤマハ)が主催するアマチュア音楽コンテスト「EAST WEST’’77」において、準決勝の審査員を担当していた鳴瀬はカシオペアの演奏を大絶賛し、アンコールを求め、「スワロー」を2度演奏したという話は有名という。
ちなみに、同コンテストに共に入賞したのは「サザンオールスターズ」という事を考えても類い稀なグループが頭角を表した音楽業界の新たな潮流のはじまりを感じさせます。

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