曲名:TRANSPARENCY(アルバム:SWEET SPHERE)
ご存知、野呂一生は、フュージョンジョングループ「カシオペア」のギタリストとしてグループの中心的な役割を果たしてきたが、1985年に初のソロアルバム「SWEET SPHERE」をリリース。
耳心地のいいフレーズとクセになるようなメロディラインは流石です。アルバム全曲がほぼハズレが無いと断言できます。是非聞いてみてください!
ところで、野呂さんが過日、語っていましたが、野呂さんの高校時代、あっちこっちにギター小僧がいると言う噂が聞こえてきたという。どこどこの町に「高中正義」がいるだの、あの街に「チャー」がいるだの、またある街に「和田アキラ」がいるという噂を聞いていたのを覚えていると。
皆、年齢も近く、今考えてみれば、時を同じくして世界的なギタリストが出現し、「FUSIONブーム」が巻き起こった80年代後半から90年はそうした時代を切り開く立役者が存在したことが機運を高める切っ掛けとなったことを改めて実感します。
考えてみれば、音楽業界も当時からははるかに様変わりし、レコードからカセットテープ、CDからMDと変化し、今やサブスクで聴き放題当たり前という当時では考えられない時代に変貌したが、当時は売れる曲しかレコード化が難しく(歌謡曲全盛期の話ですが)その中で、フュージョン音楽を世に知らしめ、その中核となって日本のフュージョンブームを牽引したカシオペア(野呂一生)の功績は偉大であり、感謝です。
再びのフュージョンブームの到来を祈るばかりです。
さて、野呂一生が17~18歳の時に、教則本を店頭に探しに行って、表紙にギターの上手そうな人の写真が載っていて、「この人は絶対に上手い」と直感して、手にとった本が「JOE PASS」の教則本であったという。本当に重要な理論が詰め込まれていて、無心になってコピーをして、段々と弾けるようになってきて、そこから理論の意味がわかる様になった。と語っている。
JOE PASSの本との出会いが無ければ、今の野呂一生はいなかったかもしれません。
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